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余剰幻想2017/12/13 13:13

「余剰幻想」という言葉、現象があるらしい。ある学者がある雑誌に書いていた言葉だ。

「日本は素晴らしい国である」と思いたいという、願望にも似た雰囲気が漂っている。かつての高度成長期の遺産によりかかり、過去の延長線上で物事を考えようとする幻想。

政権交代の可能性もなく、政治に対する熱や関心も低下し続け、経済界も大企業だけではない不正問題などで国際評価も低下している。教育も東大のランクが過去最低の46位まで落ちている。

それでも国民は日本の過去の幻想を抱き続けているのいが今の状況だという。政界も財界も国民も過去の余剰のぬるま湯に浸っているのか。国のトップの人たちは、問題の本質を見抜き、臭いものに蓋をせずに、表面的なことばかりでなく、もっと大局に立って政治経済を進めてほしいものだ。