石垣りん ― 2025/01/08 23:55
随想 母の墓を抱いた詩人 梯久美子
私が楽しみにしている神戸新聞随想欄
今日8日の随想は上の表題のコラムだ
執筆陣が新しくなったのか・・
日ごとに執筆が変わっていくのだが・・・
このノンフィクション作家の登場
とても楽しみにしている
本日のコラム、みなさん是非読んでください。
詩人石垣りんのことを書いている
「少女の日 村人の目を盗んで 母の墓を抱いた」
(「村」より)

よむよむかたる ― 2024/10/13 23:22
最近 新聞や雑誌を見ると
「豊かなシニアライフ」の営みがあちこちあにあるらしい
例えば神戸新聞「随想」蘭 Yae氏(半農半歌手)
エンディング・ビレッジ→人生の最後自分らしくを生き生きと暮らす場所、理想郷(ドクター川嶋朗先生の発案)をつくる試み
作者も今構想中らしい。
かつて「デンデラ野」というのが岩手県遠野市にあったと言う。
映画にもなったという。高齢者が元気なうちに寄り合って
暮らす自給自足の生活 最期も見取り合う。
文藝春秋11月号
「坂の途中で本を読む会」北海道小樽市
80〜90歳台の高齢者が寄って本を読みあう
古い書店をを改良、カフェも開いて
6〜7人の会らしいがこれが皆生き生きとして
活動をしているという
この様子が「よむよむかたる」(朝倉かすみ作)という本になった
なんかとても楽しそうな雰囲気なので
電子版の本を買った
読むのを楽しみにしている、昨夜から読みかけ・・・

文芸春秋 ― 2024/07/22 15:44
山鉾巡行見学後何も無しで
酷暑
家でボーと過ごしている。
ハーモニカ・詩吟練習は少し。
ここに 雑誌文藝春秋8月特大号がある
昭和100周年プレ記念大特集と称して
「昭和100年の100人 〜激動の復活編〜 」
100人の有名人(ほとんど故人)が網羅されている
人物像の思い出を、関係のあった人が
短く端的に執筆している
面白いのでぼちぼち見て(読んで)いる
下の写真を見ていただけたら、
よくご存知の人たちばかりでしょう
いろいろな出来事や思い出が
彷彿と湧いてくるのではないでしょうか。
芸能界では大好きだった渡哲也がないのが
私としては
かなり残念に思うが・・・。


廃刊 ― 2023/06/03 13:26
昨日とは打って変わっていい天気、風はやや強いが爽やか。
近畿、和歌山をはじめ東海地方を中心に被害が大きい。
線状降水帯?とか・・・ゲリラ豪雨が発生する。
6月初めのこの豪雨。気象が変になってきた。
我が家のさつきが今年は珍しく綺麗に咲いている。
最近寂しいことの一つ。
週刊朝日が今週号で休刊(廃刊?)する。
1922年以来101年になるそうだが、残念。
私も何十年来愛読?者の一人だったと思っている。
かなり筋の通った硬派の雑誌だったように思う。
硬派といってもおもろい記事満載だった。特に
連続して同じ人のコラムが何箇所もあったのがいい。
人によっては一千回を超えている人もあった。
私がいつも読んでいたのは次の人たち。
内館牧子 田原総一郎 古賀茂明 嵐山光三郎
横尾忠則 下重暁子 横尾忠則 室井佑月
司馬遼太郎の再録
また復刊があるか、もう無理かな。
「文化は文明には勝てない」?誰かの言、ちょっと違うか?
本 ― 2020/12/23 21:31
勝海舟 ― 2020/08/10 21:27
ひょんな事から勝海舟の「氷川清話」を読むことになり、
1日数ページずつ読んでいたが、70%ほど進んだところで
急に終わっていた。その後は「氷川逸聞」になり
吉本嚢という人が書いている。よくわからないが、
勝海舟の生い立ちが書かれてるようだ。
(誰か読まれた方はその内容について教えてください)
そこで氷川清話を読み終えたことにしようと思っている。
かなり面白い本だった。
幕末から明治にかけての事件や著名な人物について、海舟自身の感じ方や思いを書いているところが面白い。かなり辛辣に批評している。そこから人間の生き方や考えの持ち方・行動で一番大切なものは「胆力」だと披露している。この時代で感服する人物は二人だけだという。
西郷隆盛と横井小楠。
「氷川清話」の最後はこんな言葉で終わっている。
「処世の秘訣は誠の一字だ。」
氷川清話 ― 2020/08/01 23:00
時鳥不如帰遂に蜀魂
(ほととぎすほととぎすついにほととぎす)
勝海舟作「氷川清話」2〜3ぺージずつ読んでいると難しい漢字や言葉が出てくる。辞書を片手にというところだ。iPad ProのOver viewが役に立つ。
ところで上の俳句?勝海舟が俺の一句と言っている。ホトトギスを辞書で引いてみた。(大辞林電子版)
ほととぎす
〈杜鵑〉・〈時鳥〉・〈子規〉・〈不如帰〉・〈杜宇〉・〈蜀魂〉・〈田鵑〉

気分転換 ― 2020/01/30 12:56
時々本を読みたくなる。なんか軽いものを。文藝春秋と週刊朝日の記事やコラム・論文はどうしても断片的で読者を衒ったものが多いように思う。雑誌でなく本としてまとまったものが読みたくなる。今、ひょんなこと(偶然に)から向田邦子の本が読みたくなってKindle版を探した。なんでもよかったのだが・・・。最初に見つかったのが「夜の薔薇」だ。エッセイ集だから軽くのんびり読めていい。向田邦子が生きた時代の生活の機微のようなものが沢山出て来て面白く気持ちいい。(例)
「母さんが夜なべをして、せっせと編んでくれた」の昔の歌。野球少年はこれを「節制の安打だよ」と長く思っていたという。
のんびりしたいい時代だった。

本 ― 2019/12/04 13:02
カント ― 2019/12/01 14:07
「カント先生の散歩」(竹内紀著)を読んだ。カントという人間のほんの一端がわかって面白かった。この人哲学者だけあって、社会のこと人生のこと、そして世界のことなどをしっかり見つめていた。政治についても同じで、その本質を見抜いていたようだ。二百年以上前、日本の江戸時代に、当時の政治家の本質を見抜いた3箇条を書いている。ちょっと長いですか読んでみてください。面白いですよ。
「その並外れた特徴は、二百年以上も前に生まれたものでありながら、おそろしく現代的だということだ。たとえばカントは「行動派を自称する政治家」について論じているが、実践を誇りつつ彼らが考えていることは「現在支配している権力に寄り添い」、そして「自分の利益を失わない」ことだけ。そのためには国民を犠牲にするのも厭わない。さらに彼らの信条は、つぎの三点にまとめられるという。
1 まず実行、そののちに正当化。
2 過ちとわかれば責任を転嫁。
3 ライバル同士を離反させて支配。
直ちに身近なあの政治家、この政治屋が浮かんでくるだろう。カントは「のんきな夢をみている哲学者」を装いながら、おそろしくリアルに権力者をながめ、その典型をあざやかに書きとめた。いまさらながら知力のものすごさに脱帽せずにいられない。」
今の政治家と比べてどうでしょうか。
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