棒の如きもの ― 2018/12/31 12:41
そこで・・・
「去年今年貫く棒の如きもの」(虚子の句)
誰でも知っている?句ですが、このことについてコラムに出ていたので紹介します。「この句は昭和25年の暮れ、翌新春用につくった吟である。『つらぬく棒』という語調の強さが耳にひびく。川端康成が、鎌倉駅の構内にこの句が掲げられているの見て、随筆で絶賛したため、一躍有名になった。」
「去年今年を詠んだ名句はあるが『棒の如きもの』を超える名句はない。」
「つらぬく棒」を禅的な観念とすると理屈っぽく俳味に欠ける。それでは棒とは何か。「虚子は便秘だったと察する。糞づまりでなかなか出なかったウンコが、ゴ-ンと鳴る除夜の鐘にあわせて、するするっと棒のように出たのだ。おめでとうございます。」
「 」内は識者のコラム内容。
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