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一茶2017/12/06 23:02

少しずつ読み続けていた本が終了です。「ひねくれ一茶」(田辺聖子著・講談社文庫Kindle版)です。今まで持っていた一茶のイメージとは全く違っていました。読んで良かったです。詩吟の和歌でもたくさん一茶の俳諧歌が出てくるのですが、これからは少しはイメージをふくらませて、詠うことが出来そうです。自然(植物、花、虫、動物・・・)を愛し、故郷(川、山、人々の暮らし・・・)を詠み、大好きだった子供たち(自分の子供は4人全て死なせている)を詠み・・・しかし大江戸の賑わい、暮らしや人々もまたとても好きだった一茶、その句は約2万句と言われる。旅好きの幅の広い人間だったようだ。最晩年、死を意識した句だと思われるものです。

 

      秋風に長逗留のこの世かな

      花の世に無官の狐鳴きにけり 



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