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文藝春秋2018/10/12 00:14

文藝春秋11月号がきた。ご存知、分厚い雑誌ですが私の読むところはそんなたくさん無い。が、楽しみにしている。読む順番を決めている。

1 蓋棺録

このコラム、亡くなった著名人のその生涯の概略が逆境の時代も含めてよくまとめられていて、その人を思い出すのにとてもいい。今回は、ちびまる子ちゃんのさくらももこ、アベノミクスに反対を唱え続けた経済学者の石弘光、それに、琵琶奏者上原まりの3人を読んだ。

2  人声天語  この欄は坪内祐三が執筆している。今回は「大露羅(オーロラ)をけっして忘れない」だ。ロシア出身で小錦を超える巨漢力士が最近までいた。北の湖の付け人、真面目で礼儀正しい力士だったそうだ。北の湖の定年まで頑張ると言っていたらしい。そこで定年の年に角界を去った。




文藝春秋2018/10/11 15:27

文藝春秋11月号がきた。ご存知、分厚い雑誌ですが私の読むところはそんなたくさん無い。が、楽しみにしている。読む順番を決めている。

1 蓋棺録

2 人声天語

3 オヤジとおふくろ

4  日本の美  「ふれる」〜日本の美を訪ねて〜

5  巻頭言(著名人8〜9人のコラム)

6 小説(3編・将軍の世紀、孔丘、大名倒産) 

 7 最後にセンセイショナルな記事があれば

以上、毎回同じ順で読んで(見て)いる。

 

読書の秋2018/10/02 11:15

読書の秋ですよ。読書の嫌な人はいませんか。人生を楽しく豊かにしてくれるものですね。今読み終えた本「悪玉伝」(朝井まかて著・角川e文庫)です。この著者の小説、全体の構成がよく練られていて、読み進めるとだんだん深まっていく手口が巧みです。また人物像の設定も面白く、読んでいると自分もそこに入っていくように感じます。

「悪玉伝」は大阪の大商家の跡目相続の話が中心です。それがやがて、江戸幕府(吉宗、大岡越前の時代)大疑獄事件にまで発展していきます。スケ-ルの大きな展開です。中でも、牢内の描写は初めて知ることばかりで圧巻です。この著者、植物(園芸、草花等

)を巧みに取り入れているのが素晴らしいです。小説の中に園芸を取り入れた作品がたくさんあります。



周五郎の作品2018/09/18 13:15

古い本、昭和46年新潮文庫から発刊された山本周五郎の小説「ながい坂」(上・下)長い長い小説を電子版で昨夜読み終えた。ちょと考えがあって、読むことにしたもの。平侍から藩の城代家老にまで出世する三浦主水正を主人公にしたこの小説、人間のこと(生き方)を色々考えさせられる、周五郎独特の人間感に基づく話で読み応えがあった。周五郎の作品は近くでは「赤ひげ診療譚」。大昔は「樅木は残った」で感動を受けたことを思い出す。



新島襄の遺言2018/08/04 15:58

今日はつぶやき二つ。週刊誌を読んでいるとこんな難しい言葉が出てきた。新島襄の遺言。妻八重に送った言葉と言われる。
「倜儻不覊の学生を作りなさい」(てきとうふき)
というもの。早速大辞林と漢和辞典の活躍となる。

倜儻】テキトウ(タウ) ①才気が高くすぐれているさま。②志が大きく、物事にこだわらないさま。また、その人。

ふき【不羈】〔「羈」はしばりつなぐ意〕
①自由奔放で束縛しえない・こと(さま)。「傲慢━なる性は、これを父より貰ひたり/春藤村」
②才知が人並はずれてすぐれていて、常規では律しきれないこと。

勉強になりますね


辞書の活用2018/07/28 12:02

本を読む楽しみの一つに、自分にとって新しく知らなかった言葉や文字について知ることがあります。このiPad Proには写真のような辞書を入れています。私にとって難解な言葉や文字が出て来ると、この辞書たちが活躍します。特に珍しい難解な言葉などはiPad Proのメモにコピーしたりしています。博学のみなさんには、あまり必要でないかもしれませんが・・・。この中でアクセント辞典は詩吟練習に大活躍で、重宝しています。


鷹の爪2018/06/27 16:52

本を読んでいると、私の知らな言葉がいろいろ出て来て勉強になるし本を読む楽しさの一つでもある。芭蕉の事を書いた本「悪党芭蕉」の中にこんなのが出て来た。

  てんじやうまもりいつか色づく   去来

「てんじやうまもり」??→「天井守」→植物ヤツブサの別名
やつぶさ【八房】
トウガラシの一品種。果実は小さく、細くて上向きに密に多数つき、赤く熟する。ヤツブサトウガラシ。テンジクマモリ。テンジョウマモリ。(広辞苑電子版より)
ようは鷹の爪だな。


久世光彦2018/03/29 13:12

久世光彦、小説家であり脚本家、文筆家・・・ご存知だと思いますが、名文で知られ、演出は厳しいと定評のあった、昭和を代表する?人間ではないでしょうか。昨夜NHKで小泉今日子と久世光彦、マイラストソング〜久世さんが残してくれた歌〜(ピアノと歌、浜田真理子)をやっていましたね。久しぶりにしっかりテレビを見ました。ネットでは各地(大阪でも)でやっているようですが?

久世光彦、昔何篇かの小説を読んだ記憶が蘇って来ます。懐かしい思い出として。「1934年冬〜乱歩」「陛下」「雛の家」そして「マイラストソング」だ。「ラストソング〜最期に聴きたい歌〜」昭和やその他の時代の歌が網羅されていて、それぞれ久世の目を通した歌の解釈とその背景、エピソードなどが出てきて大変面白い本だった(今は一冊も残ってないが)。当時、これを聴きながら最期を迎えたいと思うことしきりだった。久世光彦の本は、もう一度読んで見たい小説家の筆頭です。




60歳の主張2018/03/19 22:22

今日はもう一つFBを。毎年文藝春秋の記事で楽しみにしていることがある。「60歳からの主張」だ。今年はこんな内容だった。写真。昨年度は下の写真だ。昨年の方が楽しそうだなあ。





小林一茶2018/01/31 12:52

これから時々俳句を載せましょう。私は全くできない者ですが、田辺聖子の「ひねくれ一茶」を読んでから、一茶が面白そうだから「一茶句集」(玉城司訳注)を購入しました。一茶2万句のうち約千句を四季別に載せてあります。注釈が付いているのでよくわかって面白い。

そこで、これから、時どき一茶の句をここに載せましょう・・・と思っています。できれば二十四節気に合わせて紹介できればとは思いますが、上手くいくかどうかです。

今日は正月

  「象潟も今日は恨まず花の春」

  「又ことし娑婆塞ぎぞよ草の家」