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読めなくていいよ日記だから2015/12/22 23:13

嘆き--本を読んでいると色々考えさせられることが出てくる。啄木が朝日新聞で多忙を極めていた時「・・・後から後から為事(仕事)の集まってくる時ほど、私の心臓の愉快に鼓動している時はない」「金も欲しい、本も読みたい、名声も得たい、旅もしたい、心に適った社会にもすみたい、自分自身も改造したい、その他数限りなく希望はあるけれども、然しそれらも、この何にまれ一つの為事の中に没頭してあらゆる欲得を忘れた楽しみにには代え難い」と書いている。啄木の当時の充実した生活ぶりがうかがえる。後年酒に溺れるようになり、旅に放浪する啄木の、若い時の姿であろうか。
後期高齢者には「金も欲しい、本も読みたい、名声も得たい、旅もしたい、心に適った社会にもすみたい、自分自身も改造したい、数限りなく希望はあるけれども・・・」これらの希望もどれも無くなったか薄くなっている。その望みを超えた仕事(すること)も勿論ほとんどない。夢中になることすらなくなっていく。なんの目的で毎日を生きていくか。今は、ハ-モニカ詩吟を少しやっているとはいえ、その日その日が無事に健康に過ごせることが目的なのだろうか。何か物足りないが、その日その日が色々ごちゃごちゃやりながら過ぎていくのだろう。


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