読書の秋 ― 2016/09/09 12:36
森田芳光監督の映画「武士の家計簿」、原作の磯田道史著「武士の家計簿〜加賀藩御算用者の幕末維新〜」(文春kindle版)を読んだ。代々加賀藩100万石の御算用者として務めた猪山家の古文書を紐解いたものである。当時の猪山家の当主の人間関係や生活費のやりくりなどがその家計簿から見える様子が書かれている。下級武士の生活の実態がよくわかって面白い。映画を見たくなった。出世頭は猪山成之で、明治になって薩摩軍閥の海軍での財務係として高給取りになり、田舎に仕送りをしている様子などが出ている。最後はかなり悲しい結末である。
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